




入居型施設で働く介護職員
特別養護老人ホーム 新橋さくらの園(東京都港 区)
金 沙緒理さん
4年制の大学で福祉について学び、2025年4月に入社。大学時代は、薬局のレジ打ち、テニスのコーチ(未就学児~中学生)などで働いていた。介護職になろうと思ったきっかけは、祖父母が老々介護だったことと、夜間帯に介護している叔母の負担を減らしたいと思ったこと。日本ハムファイターズが好きで、週末ごとに球場に応援に行くのが楽しみ。
11:00
出社
まずは手指消毒。
入居型施設なので、ウイルスや菌を持ち込まないように気をつけています。

11:10
申し送り
着替えたら、早番または日勤の職員から申し送りを受けます。夜間から午前中の利用者さんの様子、睡眠や排泄の状況、医療職との連携など、書類を見ながら確認。記録にない部分を口頭で補足しながら素早く行います。
○○さん、昨夜はよく眠れなかったみたい。注意していきましょう


12:00
昼食
今日のメインはトマト味のスパゲッティ。調理師から食材や味付けの説明を聞いて、食欲が出るような声かけも心がけています。
トマトは疲労回復や美肌効果があるんですよ


12:45
口腔ケア・服薬介助など
食後の服薬介助は、1人ひとり確認しながら慎重に。口腔ケアは、自分でできる方にはできるだけご自分でやっていただき、磨きづらそうなところなどのお手伝いをします。

13:00
コミュニケーションの時間
食前や食後、ゆったり過ごしながら利用者さんとお話しするのも大切な時間。
ぬり絵、とてもきれいに塗れていますね


14:00
クラブ活動
手芸、書道、などいくつかありますが、私はカラオケクラブ担当。「今日は何を歌いましょうか?」 この日はみなさん大好きな“リンゴの唄”。大きな声で歌うと表情も明るくなって、歌の力を感じます。
いい声です♪


19:00
就寝介助
クラブ活動のあとは、おやつの時間などを経て思い思いに過ごしていただき、曜日によって入浴介助、夕飯の食事介助と口腔ケアなどをおこない、就寝まで担当します。
この日は、20時過ぎに退社しました。
寒くないですか?



休みの日の過ごし方・リフレッシュ方法
野球観戦が、大好き
これがあるから明日も仕事がんばろう、と思えます。 応援しているチームは日本ハムファイターズ。休日は球場に行くのが楽しみです。本拠地の北海道、キャンプ地の沖縄にも行きました。休みもしっかり取れるのでプライベートも妥協せず楽しんでいます。
もっと知りたい「介護の仕事」のあれこれ
祖父母が老々介護状態で、助けになりたいな、と思ったことがきっかけ。夜間に介護をしている叔母の負担を減らしたい、という思いもありました。
心配していた入浴や排泄介助などは、思っていたよりすぐに慣れ、利用者さんと一対一で話せる入浴介助は好きになりました。予想以上に大変だったのは、利用者さんとのコミュニケーション。自分にあまりお話してくれない利用者さんがいたり、必要な介助なのに受け入れてもらえず嫌がられたりすると、落ち込んでしまいます。でも、先輩たちが本当にやさしくて。相談に乗ってもらって違う方法を試したらうまくいったときなどに 、喜びを感じます。毎週おこなわれるケアに関する会議で、事業所としてのケアの方針もしっかり方向を示してもらえるので、安心して利用者さんに向き合えます。人間関係でストレスがない職場なので本当に働きやすいです。
良くも悪くも、マニュアル通りにいかないことです。昨日と同じように対応したつもりなのにうまくいかなかったり、方法を変えたらうまくいったり。同じ業務の中でも、毎日違うことが起こるのが面白いと思います。
特別養護老人ホーム以外にも色々な現場で介護の経験を積んで、社会福祉士として家族介護者への支援などをおこなっていきたいと思います。
通所型で働く子育て中の職員
株式会社リバティー・アソシエーション
公田町施設 デイサービス壱(群馬県前橋市)
介護福祉士 井手愛香さん
福祉系の大学を卒業後、介護職に。小規模多機能型居宅介護を経て、6年前当社に入社。公田町施設は住宅型有料老人ホームも併設しており、入社時は有料老人ホームでの勤務も兼務し、夜勤も担当していたが、妊娠後は日勤のみのデイサービス専属に。育休後もデイサービスで働き、3カ月前から生活相談員としても活躍中。
8:20
申し送りと朝礼
毎朝7時半に息子を保育園に送ってから職場へ。出社後、急いで制服に着替え、申し送りと朝礼に参加します。施設長から、利用者様の健康状態、食事や排泄の状況、日々の変化などが伝えられます。
朝一番の業務ですが、利用者様の健康に関わる重要なことばかりなので、聞き漏らさないよう、頭にしっかり入れています。


8:40
利用者をデイサービスへ送迎
現在、デイサービスは有料老人ホームにお住まいの利用者様のみが通われています。同じ建物内ですが、お部屋に伺い、安全に送迎します。明るく笑顔で挨拶し、体調に変化が見られないか確認しながらコミュニケーションを図っています。

11:00
昼食前の口腔体操
生活相談員としての業務があるため、そちらを優先しつつ、手が空いていれば、体操などのレクリエーション、食事や排泄介助などを手伝っています。安全に召し上がってもらううえで嚥下は重要です。
業務の中で好き嫌いは特にないのですが、利用者様と何かを一緒にしているときは楽しいですね。


14:30
ご家族からの相談に対応
日によってかかってくる件数は異なりますが、生活相談員として、ご家族、ケアマネジャー、福祉用具専門相談員などからの連絡に対応します。なかには急ぎの対応が求められるケースもあります。

16:00
デイサービス終了。お部屋へ送迎
行きとは逆に、デイサービスから各自のお部屋までお連れします。
体調確認はもちろんですが、その日のレクリエーションや昼食の感想など、「また来たい」と思っていただけるよう、楽しい会話で終えることを心がけています。


16:30
事務作業
記録の確認がメインです。利用者様おひとりお1人のバイタル、入浴、食事、排泄など、介助した内容が漏れなく記録されているかチェックします。
他のスタッフの手が空いていないときは、事務作業をする前に、デイサービス内の清掃を手伝うこともあります。


17:30
退勤後は、保育園へお迎えに
17時20分からの夕礼を終えたら、定時退社します。まわりも協力してくれるので、いつもスムーズに帰ることが出来て助かっています。
少しでも時間が惜しいので、帰りは着替えず、制服のまま帰らせてもらっています。



休みの日の過ごし方・リフレッシュ方法
今は息子と過ごすのが中心、公園に行くことが多いです
外で遊ぶのが好きな子なので、基本的には公園へ。天気がよくない日は屋内の遊べるところに行くこともあります。
家族の影響で、子どもの頃から野球(巨人ファン)とディズニーも好きです。今はなかなか現地に行くのは難しいですが、ディズニーランドには2回、息子を連れて行きました。
もっと知りたい「介護の仕事」のあれこれ
小学生のとき、授業の一環で老人ホームに行き、敬老会に参加しました。そのとき、自分たちが作った制作物を皆さんが喜んでくれたのがうれしくて。自分の祖父母も好きだったので、「何かしら高齢者に関わる仕事がしたい」という思いがずっとあり、大学に進学する際も社会福祉士の資格を取得できる学校を選択しました。
「仕事に入ったら子どものことは忘れる」。もちろん緊急の連絡が来る場合もあるので、完全に忘れることはありませんが、「元気に保育園に行ったのだから大丈夫!」と仕事モードに切り替えています。
職業柄、女性の比率が多いですし、弊社は職場に子育ての先輩が多く、会社のフォロー体制も整っているので助かっています。でも、2歳頃までは手がかかり、よく早退させてもらっていたので、「無理かも……」と不安に思うときもありました。2歳過ぎてからは落ち着いたので、今は安心して働けています。
息子のお迎えは夫と分担制にしています。月・水・木は私、火・金は夫。休日はたまに子どもを連れて夫が出かけてくれるので、1人の時間も作れています。
子育て支援などの福利厚生も重要ですが、制度としてあっても、実際には……というケースもあると思います。面接や説明会などで、子育て中の人が何名くらいいるか等、聞いてみるとよいかもしれません。子育て中といっても、乳幼児と高校生では手のかかり方が違うと思うので、その辺りも確認できると安心だと思います。
訪問系サービスで働く介護職員(管理職)
株式会社いるてと(東京都三鷹市)
代表取締役 前川武嗣さん
キャリアカウンセラー、飲食や音楽業界といった異業種、そして介護職や講師を経て、 24 時間体制の訪問系サービスである定期巡回・随時対応型訪問介護看護「カイゴいるてと」を開設。現在、社員5名、パート約10名を抱える。深夜・早朝を問わず、緊急時には駆けつける緊張感のある仕事だが、趣味や家族との時間も大切にしながら、「おうちで最期まで」を望む利用者の生活を支えている。
いる(共にいる)てる(輝る、いまを照らす)とわ(永遠に未来につづく)その人の側にいて、最期までそっと明るく照らす存在でいたい。そんな私たちの姿勢を表して名付けました。
9:30
経営に関する打ち合わせ
24時間体制のサービスなので、出社時間は日によります。急ぎの件がなければ、午前中は事業所に行き、収支の状況把握や経営の相談を役員間でおこなっています。
経営者でもあるため、受け入れ状況をこまめに確認し、
新規依頼に対しては素早い意思決定を心がけています。


11:00
利用者宅へ移動
訪問系サービスは利用者さんのお宅でサービスをおこなうため、移動が必要です。土地柄、駐車場がないお宅や細い道も多いので、自転車もしくは原付バイクを愛用しています。

11:30
食事介助に同行
スタッフの訪問時に同行して、介助方法や利用者さんの状況などを確認する、といった管理業務もおこないます。もちろん自分で直接介助をすることもあります。
利用者さんと笑顔で雑談している時間は、
「この仕事をやっていてよかった」と感じる瞬間のひとつです。


14:15
緊急コール対応
「転倒した」「体調が悪い」など、緊急時にも駆けつけるサービスなので、仕事中に緊急コールが鳴ることもあります。自分で行くのが難しい場合は、スマホで他のスタッフの勤務スケジュールを確認し、対応できる人を手配します。

15:30
自社イベントのチラシ貼り
夕方からの会議に合わせ、事業所に戻って来ました。少し時間があったので、地域交流の場として開催する「いるてと祭」のチラシを事業所の前に貼ってPR。
この仕事は地域とのつながりが重要です。グルメコーナーやマジックショーなど、気軽に遊びに来てもらえる催しを考え、年1回ペースで開催しています。


16:00
多職種とオンライン会議
ご家族と看護師、ケアマネジャーと会議。最近はオンラインで開催することも増えました。多職種がそれぞれの専門性を発揮し、連携することで、利用者さんの生活を支えています。今日はこの後、もう1件オンライン会議があり、その後、事務作業をおこないました。

18:00
退社

休みの日の過ごし方・リフレッシュ方法
大好きなギターを弾いたり、息子と遊んだりしています
昔、バンド活動をしていたこともあり、ギターは今でも手離せません。利用者さんのお宅で弾いたこともあります。中学生の息子とはキャッチボールをしたり、帰宅後にゲームをしたり。一緒に過ごす時間を大切にしています。
もっと知りたい「介護の仕事」のあれこれ
実家がラーメン屋で、学生時代はバイトをしていました。社会人でも接客業を経験し、「人と接する仕事が好きで向いている」と感じました。技術や知識を探求することも好きで、介護の仕事でもこの素養は活きるな、と。手に職がつき、将来性がある点も魅力でした。
生と死、排泄など、他人には見せない人生の深い部分に入り込む、究極の接客業。うわべだけではない人間の深みを感じられる仕事です。
お看取りの仕事が多いので、最期の時間をご家族も含めて温かく支援できると、安堵の気持ちと切ない気持ちになりますが、利用者さんを支える黒子としての達成感を感じます。
絵本作家として活躍された、きむら だいすけ氏の看取りにも携わりました。闘病中の苦しい中でも、前向きでユーモアのある方でした。たくさんの学びと経験をさせていただきました。
職場の人間関係が一番の課題になると思うので、仕事の理念や方針が明確で一貫性があり、自分のやりたいことに合う職場を選んでください。
また、身体介護が多いと肉体的な負担も大きくなるので、体の使い方を学ぶこともおすすめします。
本プロジェクトは厚生労働省補助事業 介護のしごと魅力発信等事業 情報 発信事業
(WEBを活用した広報事業)として実施しています
(実施主体:楽天グループ株式会社)

Rakuten TV 介護に関する作品特集
(C)2016「つむぐもの」製作委員会 (C)2013 ZERO PICTURES / REALPRODUCTS (C)2013『ペコロスの母に会いに行く』製作委員会 (C)2012 NY GALS FILMS (C)2014 NY GALS FILMS (C)2018 NY G ALS F ILMS (C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved. (C)Team『八重子のハミング』 (C)2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP
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